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2021年CatShanty2環境の総括

今年もあと数時間となりましたが、2021年はコロナ禍ということで、家に閉じこもって趣味の時間はCatShanty2ばかりイジっていた日々でした。

それはそれで楽しい毎日で、先程の記事でも書いたようにレトロPCゲームのマイブームも相まって、カセットロードのスクリプトを最適化したり、古いPCのエミュレーターを大画面のモニタで快適にプレイする方法を試行錯誤したりと、苦労が多いものの充実した時間だったと思います。

特に最近は、昔にベーマガ等の読者投稿をしていた方々の公開作品を見つけては、それをCatShanty2から簡単に起動できるように調整することにばかりに没頭していて、各機種のオートスタートの方法やスクリプトを使ったBASICコマンドの送信や独自のiniファイルでの柔軟な処理方法の模索など、毎日のように課題が生まれては少しづつ解決方法を探っていく過程が楽しかったです。


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そんな中で、CatShanty2のゲーム分類方法も、いろいろと工夫する余地があると思い直した一年で、特に「雑誌投稿作品」を登録するようになって感じたのが、「CERO」情報などが登録されている「拡張R指定」部分でした。

個人的に CERO情報は積極的に登録はしておらず、[CERO全年齢]と[CERO-Z]だけ気分に応じて登録するという感じだったのと、そもそもレトロPCゲームの時代は「CERO」のようなゾーニングすら行われていない時代なので、CEROを指定する意味が無いということもあり、ここのアイコン欄を上手く利用して、もっと楽しい分類方法が作れないか常々考えていました。

特に、拡張R指定のアイコンは、インフォメーションエリアに表示されますから、アイコンをクリックするだけで該当するカテゴリーやジャンルを一発で検索出来て、そこからグループセレクタを利用して絞り込み検索出来るので、2段階の絞り込みをマウス操作だけで素早く行える利便性が高いことを考えると、安易な取って付けたようなカテゴリ分けではなく、自分のスタイルに合った良い使い方が生み出せれば、ゲームのデーターベース機能がより使いやすくなるわけです。

そこで、レトロPCゲームや、読者投稿ゲームを含めた分類方法を考えた時に、「CERO」という小さなゾーニングという括りにとらわれず、「ゲームの流通」全体を分類する方法として「拡張R指定」が使えるんじゃないか?と考えるようになりました。


そもそも「CERO」は未成年を有害な表現から守るルールに基づいた流通形態の一つですから、個人的に利用していた「CERO」と「CERO-Z」の2つだけを利用することにして、それに該当しない流通方法のアイコンを作って、ゲームを流通形態でも分類できるようにしようと思い立ったわけです。

そんな中でアイコンを作ってみると、自分の考えにピッタリとハマったのか、次々にアイコンを作ることが出来て、数日もしないうちに10種類以上に分類されたアイコンが出来上がっていました。


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まずは、最初のキッカケとなった「雑誌投稿」というゲーム流通(?)形態です。
アイコンはもちろん「マイコンベーシックマガジン」のマイコン坊や(?)からです。


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次は、「アーケードゲーム」用のアイコンです。
アイコンはもちろん100円玉で、コイン投入口に入れるところを表現しました。
他にも25セント硬貨に変更した海外用のアイコンも作りました。


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次は「ダウンロード販売」アイコンです。
Steamのサービス開始によって存在感が高まり、
スマホの普及で日本でもダウンロード購入に抵抗の無い人が増えました。


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ダウンロード販売があれば「ダウンロード終了」アイコンも必要になってきます。
最近は販売が終了してしまうダウンロードゲームも多いですが
大抵は再ダウンロード可能だったりします。


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最近多くなってきた「無料ゲーム(Free to Play)」のアイコンです。
[\0]という表現が安易で自分のセンスの無さを痛感します。


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個人がインターネットで配布している「ネット公開作品」のアイコンです。
思わぬ出来のソフトが公開されていたりするので侮れません。


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コミケ販売やダウンロードサイト等の「同人ゲーム」のアイコンです。
最近の同人ゲームは市販ソフト並のクオリティーのものが多いですね。


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これを忘れてはいけません「ディスクシステム」のアイコンです。
メディアの意味ではなくて「ディスク書き換え」という立派な流通システムでした。


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ディスクシステムと来れば、次はROMカートリッジ書き換えの「Loppi」アイコンです。
こちらもローソンのLoppi端末でスーパーファミコンやゲームボーイの専用カートリッジの書き換えが出来ました。


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忘れてはいけない、レトロPCゲームの救世主「ソフトベンダーTAKERU」アイコンです!
私も沢山お世話になりました。電脳倶楽部もここで買っていました。


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パソコン通信を使って公開や販売をされた「パソコン通信」アイコンです。
魅力的なフリーソフトやシェアウェアと沢山出会えました。
電話代の請求が怖かったです。


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パソコン通信があるなら「衛星放送通信」アイコンも必要ですね。
スーパーファミコンの「サテラビュー」はゲームを衛生通信で配信してました。


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「通信販売」のアイコンです。
初期のパソコンゲームは通信販売が主流だったようです。
今も通信販売でしか買えないゲームはあったりしますね。


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「書籍流通」のアイコンです。
ムック形式でCD-ROMが付属して販売とか今も良くあります。
最近だと「セガハードヒストリア」とか。


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「会員特典」のアイコンです。
マリオクラブのマークを参考に作りました。


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アダルトソフトメーカー指定の「18禁」アイコンです。
今のCERO-Zのようなゾーニングが行われる前の自主規制が始まった頃のものです。


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そして、一般流通の「パッケージ」アイコンです。
普通に流通していたゲームを表す為にヤッツケで作ったアイコンです。
もっとカッコイイデザインが思いつけば・・・


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そして最後は「海賊」アイコンです。
ゲームセンターの海賊版とか、違法流通ソフトとか・・・
発売中止になったのに流出しちゃったゲームなど・・・



各種アイコンは、四角い枠で囲むことで「パッケージ流通」の意味合いを込めているのですが、「読者投稿」アイコンはゲームのプログラムを送り、書籍を通して文字リストでプログラムが公開され、読者が家で雑誌を見てプログラムを入力するという、まったくゲームは流通されていないのにゲームが手元で遊べるという、既存の流通の枠を超えた仕組みとも言えるわけで、それを表現する意味で枠の外にユーザーがいるアイコンにしてみました。そして一番人間味あふれる流通形態と感じたので、個人的な思い入れもあって、緑色の差し色を入れて強調してみました。今の時代では一番地味なジャンルなだけに、再評価されてほしいという希望も含んでいます。

アーケードゲームに枠が無いのは、ゲームを流通させているわけではなく、ゲームを遊ぶ権利を売っているということで、流通では無いという意味合いをもたせています。インターネット公開作品は、商品では無く自分の作品を多くの人に知ってもらいたいという形なので流通には当たらないだろうと考えて枠無しです。パソコン通信でも無償公開作品はありましたが、そこまで深く考えていませんでした・・・

本当に2021年は、このアイコン作りをしながら、レトロPCの投稿ゲームやネットで公開されてる作品などを検索しまくって、その味わいのある作品を堪能しつつCatShanty2に登録をしていくのが凄く楽しかったです。この記事の一番最初に載せた画面に表示している、PC-6001版の「フルーツ・ラビリンス」というパズルゲームは凄く問題が良く練られていて、自分の知らなかった面白いゲームが沢山あるんだなーと感動したキッカケになった作品です。

来年は、もっとディープにレトロゲームから最新ゲームまで楽しみつつ、CatShanty2でゲームを整理して気軽に深く楽しめるゲーム環境を作り続けていきたいです。

それでは、皆様良いお年を・・・

  # by Golvazhed | 2021-12-31 21:00 | CatShanty

レトロPCゲームブーム

前回の更新から1年以上も経っていることに驚きつつも、今年は自分の中ではレトロPCゲームへの熱が燃え上がった1年だと感じています。

一昨年あたりから、歳をとったせいか若い頃に触っていたレトロPCゲームの時代に強い興味が湧き上がってきて、PC-6001ユーザーの投稿ゲームなどがネットを通して手軽に遊べるようになっていたこともあり、自分の中でレトロPCゲーム熱がジワジワと湧き上がっていたのですが、そこにPC-8001miniが発表されたことで自分の心の中のレトロPCブームが再燃した気がします。

PC-8001自体は触ったことすら無く名前しか知らなかったのですが、逆にそれが好奇心を刺激して興味が出てきたこともあり、購入してみたいという気持ちが強くなっていたので、発売前から情報を調べつつ注目をしていました。


レトロPCゲームブーム_d0077887_10323086.jpg


しかし、いざ商品発表されると、NECの高級ノートPCとの抱合せ販売という内容に物凄くガッカリさせられました。

後にPCGユニット付きの商品が単品販売されることとなり再び興味が湧いてきましたが、2万7280円という高額な価格設定にまたしても気持ちが萎えてきました・・・

しかし、ソフトウェアラインナップが全て発表されると、かつてベーマガ等で見かけたパソコン黎明期のゲームソフトが多く並んでいて、初めて聞く「ノンバーラパニック」というPCG機能を使った面白そうなゲームもあって目を惹かれました。

X1でPCG機能に慣れ親しんだものの、PC-8001向けの外付けPCG機能への興味も湧いてきて、これはもう購入するしか無い!というところまで気持ちは傾いていました・・・

ところが詳細を調べていくと、この製品には強固なプロテクトがかかっているようで、ゲームイメージをPC側で利用することは出来ない仕組みになっていると知って、急に購入意欲が萎んでしまいます。

別にゲームを手に入れてネットでばらまくつもりは無いですし、合法的に買ったゲームのイメージをPC上からも利用できるようにして、CatShanty上からも起動できるようにして遊んでみたかっただけなんですが、収録ゲームのファイルにアクセスしようとすると強制リセットがかかるとネットの記事に書いてあって、購入したユーザーの利便性を犠牲にしてまで権利保護するという部分に共感できず、購入する気持ちが無くなってしまいました。

それでも、一度火がついたレトロPCゲームへの好奇心は収まらず、PC-8001の情報を探している時に知ったASCIIのムック「みんながコレで燃えた!PC-8001・PC-6001」の存在を知り、既に発売は終了していましたが、オークションサイトで中古品があったので入手し、PC-8001miniにも収録されている「ORION-80」などを遊ぶことが出来ました。

そこから、PC-6001の市販アドベンチャーゲーム「コロニーオデッセイ」の存在も知り、当時としてはかなりクオリティーの高いセンスの良いグラフィックスに驚かされました。


レトロPCゲームブーム_d0077887_10222928.png


PC-6001のグラフィックスは非常に暖かみがあって、CPU性能とグラフィックス性能のバランスが良いせいか、ゲームもスムーズに動いて遊びやすい作品が多いように感じます。

昔の国産8bitPCで繰り広げられた性能競争の中では遅れをとり、NEC社内の思惑もあって時代の流れに飲み込まれ消えていってしまいましたが、まさに和製AppleIIと言われるだけのことはある味のある画素の滲みを利用するグラフィックスや、低解像度ゆえにセンスで勝負しているゲームの豊富さに感動させられっぱなしで、本当に素晴らしい名機種だったんだな・・・と感慨に浸らせてもらいました。

そんな感じで情報を検索していくと、Google先生やYoutubeは似たような趣向の情報をどんどんオススメしてきてくれるので、知らぬ間にディープな世界が見えてきてしまうもので、気付いた時には昔のベーマガやI/O等に掲載されていたゲームを21世紀の時代に入力して楽しんでいる人たちの存在に出会ってしまいました・・・

こんな世界もあるんだ!という驚きと共に、かつては私も膨大なダンプリストを見ながら数週間かけてX1用のS-OSを入力したことを思い出し、懐かしい気持ちになったものの、さすがに今の時代にあの頃の作業をするとか無理だよなーと思ったのでした。

と・こ・ろ・が・・・なんと、今どきのダンプリスト入力の方法を知って目からウロコが落ちました・・・

掲載誌のリストをOCRソフトでスキャンして、ほぼ自動でダンプリストを入力して、最後に人間がチェックサムのミス部分を調べて誤入力を直すだけなのです!

なるほどなーと感心しつつも、そこから入力したデーターをレトロPC実機に転送して、実機のテープメディアに保存してから、更にイメージ化する作業が必要だろうから大変そうだし自分には無理だよなーと思っていたら、驚いたことにWindows上でダンプリストやBASICプログラムを入力して、そのまま各機種のテープイメージに変換してくれるソフトウェアまでありました!


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DumpListEditorというソフトなんですが、その発想には本当に驚かされてしまいました・・・こんなことが出来るのか!という驚きと、その完成度の高さにビックリさせられました。BASICプログラムなどは、ちゃんとBASICコマンドを中間言語コードに変換して保存しているようで、ここまで解析しているのか・・・と感心しました。

対応機種も多種多様で、PC-6001やPC-8001、MZ系やMSXなど、ベーマガ資産の多そうな機種が網羅されていて大変素晴らしいです。

このソフトの存在を知ってからは、雑誌投稿ゲームの情報も調べるようになり、特にI/Oに掲載されていた初期のT&Eソフトの作品群に心惹かれました。

また、PC-8001miniに収録されていたゲームの多くが雑誌掲載された作品でしたので、ゲームをPCで遊びたいなら、掲載された雑誌があれば遊ぶことが出来ることを知り、俄然興味が出てきて情報を探す毎日が始まりました・・・


レトロPCゲームブーム_d0077887_10230762.png


そして遂に、I/O1982年12月号に掲載された「ピラミッド」を自らの手で入力して遊ぶことが出来るようになりました!

当初はダンプリストのスキャンする解像度が低すぎて、まともに認識がされずに手作業で直す部分が半分以上を占める酷い状態でしたが、再度600dpiでスキャンし直してダンプリスト専用に作られたOCRソフトを使うことで98%以上の認識率となって、ほとんど手直しすること無く入力を終えることが出来ました。


レトロPCゲームブーム_d0077887_10231159.png

初めて動かす時は本当に動くのか?とドキドキでしたが、本当にデモ画面が動き始めた時は、パソコンを買ったばかりの頃にベーマガの投稿プログラムを初めて入力して、SyntaxErrorを何度も出しながら修正を繰り返し、苦労して初めてゲームが動き出した時の感動が蘇ってきて大興奮してしまいました!

しかし、そう簡単にはいかないもので、遊んでみるとバグが発生していて、マップの一部がブルブル震えていて、そのヒズミに敵が引っかかって動けなくなっていました。その引っかかった敵の奥にステージの鍵があるので、まったくクリアが出来ない状態という悲しい結果に・・・

ダンプリストのチェックサムにミスは無いので、もしかすると雑誌掲載時にミスがあって、後の号で訂正記事が出ているのでは?と疑心暗鬼になってしまいましたが、同じゲームを入力した方の情報をなどを見ると正常に入力できていると書かれているのを見つけ、残るはBASICリスト側の問題かと思い、1文字1文字たんねんにリストとデーターを見比べていくと、最後の最後に書かれたDATA分の中の数値が「00」のところが「0D」に誤認識されているのを見つけ、そこを修正してテープイメージを作り直したら無事にゲームが遊べるようになりました!

スキャンや入力自体は1~2日程度で終わったんですが、バグを特定するまでに悩んだり放置したり諦めたりを繰り返し、気づけば1ヶ月以上もの期間かかってしまいました。


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ちなみに、この作品はMSXにも移植されたようで、「ピラミッド・ワープ」という名前で販売されていたようです。今もProjectEGGで購入することが出来ます。

元は、コナミが制作したアーケード版「ツタンカーム」にインスパイアされたゲームだったようで、I/Oに掲載された記事内にも「ゲームセンターで面白いゲームを見つけて遊びまくってしまったので作ってみた・・・」みたいなことが書かれていて、著作権に対する意識がおおらかな時代だったんだなーと感じました。


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また、海外でも根強いファンがいるようで、MSX2へ勝手移植された「ピラミッド・ワープ Enhanced Plus 」が公開されていて遊ぶことが出来ます。

キャラクターが可愛らしくなって、とても楽しい感じになっています。海外のMSXファンサイトでは、今も精力的に新作ゲームが作られていて、そのレトロゲーム愛のパワーに驚かされます。

デザインセンスも日本文化をどんどん吸収した上で、海外のセンスの良さが上手くミックスして凄く魅力的な作品に昇華しているところが素晴らしいです。

そして、ダンプリストの入力に成功したことに気を良くして、次々とT&Eソフトの初期の投稿作品を入力し続けてしまいました。



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真っ二つに割れたビルをジャンプして登っていく「タワーパニック」で、I/O 1982年9月号に掲載されたゲームです。

こちらは入力後に一発で動いて感動しました。ゲームはジャンプ制御が難しくて難易度高めです。パックマンの敵が出てきますが・・・大丈夫なんだろうか?と今更ながら心配してしまいます。


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こちらは、I/O 1982年8月号に掲載されていた「マリンシューター」という海洋シューティングゲームで、ついこの間アーケードアーカイブスでも発売されていた「シーファイターポセイドン」というアーケードゲームにインスパイアされたゲームなんじゃないかと思ったのですが、なんと!こちらのほうが先に発表されていました。動きが滑らかで遊んでいて楽しいです。


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I/O 1982年8月号に掲載されていた「ミサイルファントム」というシューティングゲームです。

かなり敵の攻撃が激しくて今遊んでも手に汗握ります。当時は、かなり人気のあった作品のようで、他機種への移植も数多く行われていたようです。



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そんな感じで、数多くのプログラムをOCRソフトを利用して入力出来るようになり自信を深めたので、遂にPC-8001のゲームにも挑戦を始め、一番気になっていた「ノンバーラパニック」の入力を行ってみました。

こちらは、かなりの量のダンプリストでしたが、今までの経験上BASICリストが無いほうが誤入力は発生しにくいという事に気付いていたので、結果的に一発で起動してくれました!

ただ、ゲームをしているとBGMに高周波音が交じるのと、動画サイトでこのゲームのプレイ動画を見ると、微妙にBGMが少し違うような気もするので、何か入力ミスがあるんじゃないかとモヤモヤした気分になっています・・・


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他にもPC-8001のPCG機能を使った「サーキット」というゲームも入力しました。結構本格的なレースゲームで良く出来てるなーと感心させられる内容です。

この当時の I/Oは、掲載プログラムをカセットサービスで売ったりしていたようですが、後に優れたゲームは「コムパック」ブランドとしてパッケージ販売されるようになり、私も「ウットイ」や「ホバーアタック」、特に「ラグランジェL-2」は随分と熱心に遊ばせてもらいました。

自分がX1でゲームを遊んでいた1984年頃は、「I/O」という雑誌は書店で良く見かけていましたが、怒涛のダンプリストが掲載される難易度高い雑誌という印象で、気になる記事がある時に立ち読みしたり買ったりする程度で、既に市販ソフトも多く発売されていた時代なので、投稿ゲームのダンプリストには目もくれなかったように思います。

しかし、今あらためて投稿作品に触れてみると、当時プログラミング技術に自信のある人達は、誌面を通じてゲーム作りの腕を競い、プログラミング技術に自信が無くても、ゲームのアイディアを創意工夫して挑むなど、当時の私が知らないところで、多くの人達が試行錯誤しながら切磋琢磨していたんだなーとゲームの歴史の一端を知ることが出来て、大変に感慨深いものがこみ上げてきます。

もちろん、今もSteamなどで最新のゲームも遊ぶのですが、自分が生きた時代と共に、国産ゲームの黎明期を作り上げてきた名前も知られていないゲーム達の歴史を追体験することは、実に儚くも愛おしい魅力的な情景を見ることが出来て、今の時代だからこそ遊ぶことに価値を感じるのです。

もともと、自分自身が天邪鬼な性格というのもあると思うのですが、流行を追うのが嫌いで、普通の人は気に留めないような世界を見てしまうと、無性に引き込まれてしまう性分なんだと思います。

選ばれた人だけが理解できる、自己満足な世界を求めているだけなのかもしれませんが・・・それでも歳をとってくると、こういう自己満足な趣味に浸るのがたまらなく楽しいんですよね・・・

本当に今年は、レトロPCゲームに没頭していた年だったと思います。


  # by Golvazhed | 2021-12-31 14:21 | CatShanty

CatShanty 奇跡の更新!

前回の記事では、開発環境の問題解決が難しいと聞いていたので、ファイナルバージョンとか適当な事を言ってしまいましたが、まさかのCatShanty2バージョンアップが来ました! それも、かなり機能アップしていて、私が以前に作った「参照リンクカテゴライズ用のアイコン」を有効活用出来ように設定ファイルでの16ドットアイコン取込み機能が用意されています!

まさか…まさか、ここまでやって頂けるとは…
涙でキーボードを打つ手が震えてきます(T-T) 凄い!素晴らしいです(^^

ちょっと、アイコンの設定方法に手間がかかると書かれていたのが気になりましたが、早速NigthyBuild ver1.10304(Rev.2573)をダウンロードして、付属の設定ファイル内に書かれた説明を読んで見ましたが…こ、これは確かに難しそう…(^^;

16x16pixelの3色仕様のアイコンデーターを設定ファイルに書き込めるようにする為の、画像テキストデーター変換プログラムの「mkicon」サイトからダウンロードして、試しに自分のアイコンをBMPで切り出してから「mkicon.exe」にドラッグ&ドロップしてみたものの、まったく変換されないし反応が無い…(^^;

「こ、これは…もう20年前ぐらいに触っていたMS-DOS時代(私はX68000使っていたのでHuman68kでしたが…)の、コマンドプロンプトで動作するプログラムなのか!」と、ちょっと身構えてしまいましたが、遥か昔の若かりし頃に、アセンブラやGNU-CでDOSコマンドを試しに作ったりしていたプログラム初心者の頃を思い出しているうちに、なんか胸が熱くなってきました(^^;

久々に「MS-DOSプロンプト」を立ち上げて、CDコマンドで mkicon.exe のあるディレクトリ(フォルダなんて呼びませんよ)にカレント移動して、そこからキーボードで久々にコマンドを入力しました・・・

mkicon Clip.bmp [Enter]

すると、見事にテキストに変換された画像データー文字列が表示されて感動しました! 歳をとったものの、まだまだMS-DOS(Human-68k)をイジっていた頃の記憶は、余裕で手が憶えてるな~と思いつつ、表示されたテキストをマウスで選択してクリップボードへコピーしようとしたのですが・・・あれ?選択出来ない?!

なんか昔はMS-DOSコマンドプロンプトって、画面の文字列をマウスで選択出来た気がしたのですが…出来ませんでしたっけ? 表示された文字列を見ながら、手作業でエディタにダンプリストを打ち込むなんて馬鹿らしいこと出来ないし・・・と悩んでいたのですが・・・思い出しました!リダイレクト機能です!

mkicon Clip.bmp > Clip.txt [Enter]

これで、テキストファイルに画像データー文字列が出力されました!(T-T)  遂にやりました!他のアイコンも同様に全てテキストファイルにリダイレクトし、全て終わった後にMS-DOSコマンドプロンプトを閉じようと、何気に右クリックしたら「全て選択」というメニューが出てきて、画面の文字全体をクリップボードへコピーする機能があったという事実を知って愕然としました(^^;

CatShanty 奇跡の更新!_d0077887_17081229.jpg

まぁ、でも無事に自作アイコン全てをCatShanty2で取込み可能な文字列に変換出来ました。

CatShanty 奇跡の更新!_d0077887_17140007.jpg

以下の部分をコピーペーストすれば、私の作った16ドットアイコンを利用出来るようになります。

;1:Manual Icon
;2:Package Icon
;3:Clip Icon
;4:Web Icon
;5:Movie Icon
;6:CM Icon
;7:Document Icon
;8:Comment Icon
-- icon_datas
1: 0000 0000 783C 46C4 4104 4104 4104 4104 4104 4104 4104 711C 7FFC 07C0 0100 0000
0000 0000 0000 0820 0280 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0820 0000 0820 0280 0000
,
2: 0000 3FF0 2008 200C 200C 200C 200C 200C 200C 200C 200C 200C 200C 1FFC 0FFC 0000
0000 0008 1EA4 1F50 1EA0 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1FF0 0000 2000 1000 0000
,
3: 0000 0000 0C00 1200 2100 2480 1240 4920 2490 1248 0924 0494 0264 0108 00F0 0000
0000 0000 1000 2400 0200 0100 2480 1240 4920 2490 1248 0920 0480 0204 0108 0000
,
4: 0000 0000 01C0 06B0 0888 1494 12A4 22A2 3FFE 22A2 12A4 1494 0888 06B0 01C0 0000
0000 0000 0220 0808 1004 0808 2412 0000 0000 0000 2412 0808 1004 0808 0220 0000
,
5: 0000 0000 0380 0C60 1010 2008 2608 4784 47E4 4784 2608 2008 1010 0C60 0380 0000
0000 0000 0440 0000 0000 0400 4104 0040 0000 0040 4104 0400 0000 0000 0440 0000
,
6: 0000 0000 7FFE 4002 4C8A 52DA 50AA 52AA 4CAA 4002 4002 401E 4012 4014 7FF8 0000
0000 0000 0000 0000 0000 0800 0850 0800 0000 0000 0000 0000 1D44 0008 0000 0000
,
7: 0000 0000 7FFE 4002 5AA2 4002 5002 4002 4002 4002 4002 401E 4012 4014 7FF8 0000
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0D68 0000 16B0 0000 1B40 0000 1504 0008 0000 0000
,
8: 0000 0000 0FC0 3030 2010 4008 4008 4008 4008 2010 3030 0E40 0220 0190 0060 0000
0000 0000 1020 0000 4008 0000 0920 0000 0000 4008 0000 1000 0140 0008 0080 0000
,
-- icon_datas

番号を変更すれば表示する順番も変更できます。
ちなみに私は、以下のような名称で登録してみました。

-- categories
1:マニュアル
2:パッケージ
3:付属資料
4:Webサイト
5:攻略動画
6:広告資料
7:攻略情報
8:コメント
-- categories

個人的に、ここまで参照ファイルに多くのカテゴリーを指定するのは大変なので、あとで少し絞って手軽に資料にアクセス出来る環境を構築してみようかと思っています。アイコンから一発で攻略動画やパッケージ画像等を表示できるのは便利ですね(^^

CatShanty 奇跡の更新!_d0077887_17084040.jpg

以前にProjectEGGで「ザナドゥ コンプリートコレクション」を購入して、いろいろと付属していたPDF資料などを登録したので、それを各カテゴリに登録し直したり、以前にYoutubeで楽しませてもらった攻略動画をリンクして、メディアプレイヤーから一発再生してみたりしました(^^) う~ん…なかなか壮観です。

いろいろと壁にぶつかりながらも、勢いが衰えないCatShanty2の今後が大変楽しみです(^^) 私のほうも、最近SQLiteの文法をメモに整理していくうちに、かなり高度な処理も記述出来るようになってきました。

本当に奥の深いツールで一日中触っていても飽きないです(^^)
作者さまには感謝感激の気持ちでいっぱいです!
今後もマイペースで開発を続けて行って欲しいです。

  # by Golvazhed | 2020-09-15 17:34 | CatShanty

CatShanty2 プライマルキー半自動リネームツール

開発環境の問題から機能追加への対応は凍結され、今回で一応ファイナルバージョンとなったCatShanty2ですが、柔軟かつ気楽にゲームイメージを追加していくコンセプトの魅力に惚れ込んで10年以上使い続けてきただけに、開発者さまには「長い間お疲れ様でした!」という気持ちです。

私個人としては、これ以上の機能追加は望んでいなくて、あまり特殊な要望が増えすぎて、処理が重くなったり、既存機能の使い勝手が悪くなったり、全体の印象が変わってしまうのは困るので、現在のバージョンが一つの完成形として区切りを迎えたことは、とても大きな安堵感に包まれています。

ただ、以前から一度登録したゲームイメージの、ファイル名やファイルパスを変更できるようにして欲しいという要望は多く、私もゲームイメージをかなり登録した後に、イメージ名を変更せざるをえない状況に追い込まれたことがあって、手軽に変更できると嬉しいなーと思ったことが何度かありました。

その一つの回答として、2011年7月のバージョン0.04000で「カラム値の置換」機能が追加され、ファイルパス名(プライマルキー)の検索置換が出来るようになったので、例えばゲームイメージの置かれているドライブ名が変わった時などでも、手軽に一括変更することが出来るようになりました。

「データーベース」>「ライブラリの整理」>「カラム値の置換」から実行可能です。
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たとえば・・・「調子に乗ってプレステのゲームを沢山リッピングして追加していったら、HDDドライブがいっぱいになっちゃったから、新しく追加した大容量HDDにプレステのゲームイメージを丸ごと移したい!」みたいなケースでも、バッチリ対応出来るようになって凄く便利になりました。


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しかし、数十個ほどのファイル名を一つ一つ変更していきたいケースの場合は、この方法だとちょっと面倒そうに思えます。「そもそも多数のファイル名を手作業で個別に変更することなんてあるだろうか?」とも思われるかもしれませんが、これが結構あるんですよね・・・

特に新しいエミュレーターが出てきて、そちらの性能が魅力的で乗り換えようとしたら、ファイルパスに日本語が通らないことがわかって、今まで日本語ファイル名にしていたゲームイメージのファイル名を全て英語名に置き換えたい・・・などのケースが今まで何回かありました。

でも、ちょっと使い勝手は悪く感じる部分はあるものの、しっかり手順を整理して行えば手作業のファイル名変更も簡単に行うことができます。


まずは、CatShanty2を起動して「カラム値の置換」ダイアログを起動します。「機種」の項目は、安全の為に別機種の同名ファイルが置換されないように、ファイル名変更する機種名を事前に選択しておきます。「対象」は初期の「プライマルキー(イメージパス)」のままにしておきます。

次に、ファイル名を変更したいゲームイメージのあるフォルダーをファイルエクスプローラーで開きます。ファイル名を変更する為にエクスプローラー上で「F2」を押せば、ファイル名部分が選択されるので、最初に[CTRL]+[A]を押して拡張子まで含めて全選択した後に、[CTRL]+[C]でファイル名をクリップボードにコピーし、CatShanty2カラム値置換ウィンドウの「置換前」の欄にペーストします。

その後に再度エクスプローラーに戻って、今度はファイル名を実際に変更し、変更した内容を決定(Enter)する前に、先ほどと同じく[CTRL]+[A]、[CTRL]+[C]を押してクリップボードにコピーしてから決定(Enter)を押してファイル名を変更します。

そのままCatShanty2の「置換後」の欄に変更後の名前をペーストすれば準備完了です。ここですぐに置換の[実行]ボタンを押すのは「ちょっと待った!」と言わせて頂きます。この状態では余計なファイルまで置換される可能性があるので、まずは[テスト]ボタンを押してマッチするパターンが1つであることを確認します。ここで2パターン以上マッチしたら置換実行をするのは止めましょう。例えば以下のようなケースがあります。

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   置換設定:ゼビウス.nes→Xevious.nes
   置換結果:ゼビウス.nes→Xevious.nes
        スーパーゼビウス.nes→スーパーXevious.nes

意図しないイメージファイルまで変更されてしまう可能性があります。


これを防ぐには、置換前&置換後の入力欄の先頭に「\」マークを入力すれば正しくマッチします。ファイル名の区切りは「\」なので、ファイル名の先頭と明示出来るからです。

CatShanty2 プライマルキー半自動リネームツール_d0077887_19265378.png

   置換設定:\ゼビウス.nes→\Xevious.nes
   置換結果:\ゼビウス.nes→\Xevious.nes
        スーパーゼビウス.nes・・・スーパーゼビウス.nes (置換されない)

[テスト]ボタンを押してマッチするパターンが1つになってから[実行]ボタンを押してCatShanty2内のデーターベース上のファイルパスを書き換えます。書き換え終了後も、「機種」や「対象」の状態は保持されるので、引き続きリネーム作業と同時にカラム値の置換を繰り返して行けば、比較的楽にファイル名の変更を行うことができます。

ファイル名をフルパスで指定するのが一番確実なんですが、エクスプローラーで手軽にファイルのフルパスをクリップボードにコピーする手段が無いのが辛いところですね・・・(フォルダのフルパスをクリップボードにコピーするのは簡単に出来るのに・・・)





そこで、もう少し今回の作業を自動化できないだろうか?と考えまして、私がよく使うスクリプト言語である「AutoHotKey」を使って、対話形式でプライマルキー(ゲームイメージのファイル名)のリネーム作業を補助してくれるプログラムを作ろうと思い立ち、丸1日スクリプトと格闘してみたところ、なんとか動くものが出来上がったので、こちらで公開してみることにしました。


CatShanty2 プライマルキー半自動リネームツール_d0077887_21331626.png


まずは、以下のダウンローダーから「GameFileRenamer.zip」をダウンロードして、中に入っている「GameRenamer.exe」と「_P-Key_Rename.exe」の2つの実行ファイルを「CatShanty2.exe」と同じ場所にコピーしておきます。ダウンロードパスワードは「0000」です。


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そして、名前を変更できるようにしたい機種の「エミュレーター設定」内に以下のように「【プライマルキー変更】」という名前(この名前は好きに設定して良いですが【】で囲んで最下段になるようにしています)を新規に作成して、「エミュレーター本体」の欄に、先程コピーした「GameRenamer.exe」を参照ボタンから設定しておきます。「起動オプション」は「$image」を入力することで、リネームプログラムに変更したいゲームのファイル名(プライマルキー)を渡す仕様です。必ず「イメージパスをダブルクォートで囲んで渡す」にチェックを入れて下さい。


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これで準備が整ったので、まずは名前を変更したいゲームを選択し、エミュレーター選択のキー(デフォルトでは[X])を押して、エミュレーターリストから先程の「プライマルキー変更」を選んで起動します。(今回はテスト用の環境を作って、先程のサンプルで示した「ゼビウス」と「スーパーゼビウス」を2つ取り込んでテストを行います)

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すると、「Game File Renamer」の確認ダイアログが出て、ファイル名の変更をして良いか確認されますので「はい」を選びます。



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すぐに、現在のファイル名が先行入力された状態でリネームするファイル名を聞かれるので、変更したい名前に修正して[OK]を押します。


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すると「オートリネーム作業 準備中」と表示されてCatShanty2を監視する状態に入ります。ここから、マウスから手を離して数秒~10秒程待って下さい。CatShanty2がエミュレーター終了を感知して、最小化から復帰するのを待っている為です。(マウスから手を離してほしいワケはプログラムの自動処理を邪魔しない為です)

CatShanty2が復帰してからも、少し余裕を持って待機するために少し時間がかかりますが、しばらくしてマウスの自動操作が始まり、メニュー操作後に「カラム値の変更」ダイアログが自動起動します。CatShanty2標準のレイアウトを想定して操作しているので、フォントサイズ等を変更したり、メニューバーの位置を変えていると正しく起動しませんので注意してください。(「カラム値の置換」がショートカットキーで起動できれば良いんですけどね・・・)

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「カラム値の変更」ダイアログ自動表示後、自動的に「置換前」と「置換後」の欄に、現在のファイル名フルパスと、リネームした際のフルパスが自動入力され、「Game File Renamer」が、プライマルキー置換の準備が整ったことを報告します。

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OKを押すと、こんどは【最終確認】のメッセージが表示されます。

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ゲームのファイル本体のリネーム作業を行う旨の警告が出て、ここで[OK]ボタンを押すとゲームの実体ファイルがリネームされますが、CatShanty2の「カラム値の置換」が成功した上で、ファイル実体をリネームしたほうが問題が起きにくいので、このダイアログは一旦わきに移動します。

CatShanty2をアクティブにしてから「カラム値の置換」ダイアログ内の[テスト]ボタンを押して1パターンのみマッチするか確認をした上で[実行]ボタンを押してCatShanty2のプライマルキーの値を書換えます。その後、「Game File Renamer」の最終警告ダイアログをアクティブにして、[OK]ボタンを押すことで、ゲームファイル名の実体もリネームします。

CatShanty2 プライマルキー半自動リネームツール_d0077887_20523748.png

以上の作業で、ゲームのファイル名(プライマルキー)とゲームの実体ファイル名を同時に変更出来るので、人為的な入力ミスを減らすことが出来ると思います。

一応、リネーム先のファイルが、既に存在していないか等のチェックは行なっていますが、ファイル名に使用できない文字のチェックなどは行なっていないですし(修正しました)、他にも見落としがあるかもしれませんので、完全にプログラムを信頼して好き勝手に使うとCatShanty2のデーターベースファイルを壊してしまう可能性があります。

ですので、この補助プログラムを利用する際には、必ず事前にデーターベースファイルのバックアップを行なってから、リネーム処理プログラムを実行するようにしてください。

また、今回の補助プログラムを使うことで、プライマルキーの編集が楽になる部分はありますが、本来、データーベースのプライマルキーを頻繁に書き換えるのはリスクの高い行為だと思いますし、万が一整合性に矛盾が生じるような書換えを行ってしまうと、データーベース自体を壊してしまい、修復できない状況になる可能性もありますので、あまり安易に利用せずに、最終手段として活用するほうが良いと思います。


CatShanty2 プライマルキー半自動リネームツール_d0077887_21560308.png

幸い、CatShnaty2の「エミュレーター設定」内には、エミュレーターの項目を非表示に出来る機能がありますので、普段は今回作った設定を非表示にしておいて、ゲーム起動時の自動処理が誤爆した時などの際に、本プログラムがうっかり起動することが無いようにシッカリ対策をされることをおすすめします。

どうしてもプライマルキーを半手動で変更したくなった場合のみ、隠しフラグを外してから使用するのが安全かつ合理的だと思います。

それでは、CatShanty2で良きゲームライフをお過ごしください(^^;



  # by Golvazhed | 2020-09-06 23:01 | CatShanty

他の方のCatShanty2の要望を見ていて・・・

CatShanty2の掲示板が最近賑わって来ていて嬉しいです。
それも、以前にあったような要望投げっぱなしな感じじゃなくて、ちゃんと開発者に敬意を表した上で、建設的な機能追加を提案する形の書き込みが増えたように感じるので、どんどん良い雰囲気に繋がって行ってほしいなーと感じます(^^)

やっぱり何かを一から創造するのって、本当に大変な労力が伴うので、それを無償で提供してくれる作者さまに対して、最低限の感謝の気持ちは当然としても、機能追加要望するなら要望する側も開発に参加するぐらいの本気さと、開発者側の苦労を推し量って要望を譲歩する姿勢も見せないと、折角の素晴らしいツールがボロボロになって消えてしまうと思うんですよね。

私も、パソコン通信時代から数多くのフリーソフトとか使ってきて、作者さんに直接要望を出したりしていましたが、必ず感想と感謝の気持ちを伝えるようにしていますし、素晴らしいシェアウェアにはシッカリお金を支払って来ました。

Joy2Keyがシェアウェア化したときも賛否の声はありましたが、Joy2Keyってゲームでの利用だけでなく、体の不自由な方にコンピューターを身近に使ってもらえうような活動もされていますから、私はそういった点も含めて応援したくてお金払いました。Vector使えば簡単に決済できるからとっても便利です。

今回、CatShanty2の掲示板で、参照リンクのカテゴライズ化の要望が出ていて、最初は「そこまで必要かな?リンクに名前も付けられるから、工夫すればなんとかなるんじゃないかな?」と思っていましたが、話が進むうちに凄く膨大な資料をゲームアイテムにリンクしていると解ってビックリしました。

私もProjectEGGで買ったゲームに付いてくるPDFマニュアルとか、ネットで知った裏技などをフィルに保存してリンクしたり、RPGツクールとかで作られた個人制作のゲームとかは、作者さんのReadMeや遊び方のテキストファイルをリンクしたり、いろいろと活用していましたが、ここ最近レトロゲーム関連のデータベースサイトも増えていて、そこに沢山の資料が掲載されていたり、Google画像検索するだけで、古いゲームのパッケージ画像が見つかったり、レトロゲームの資料がネットで充実してきている感じもあるので、なるほどな~と目からウロコが落ちた気分でした。

その上で、掲示板の話も進展していき、参照リンクをカテゴライズする場合に、そのアイコンはどうするのか?という話になってきて、それなりの数になるので、それらを用意する手間やCatShanty2へアイコンを登録する方法や、それにともなってデータベースファイルの仕様が変わってしまわないかという懸念事項があったりと、いろいろと問題が出てきてしまい、最終的には文字や漢字などの1文字をアイコン化する方法で対処する方法が検討されていました。

その要望を読みながら、私自身でCatShanty2の外観を想像しているうちに、なんとなく文字アイコンでは無くて、私がイメージしたイラストアイコンの形がおぼろげに見えてきた気がしたので、試しに以前にシェアウェアで購入した海外製の「Aseprite」というドットエディタを起動して、ドットを打ってみたところ、結構良いい感じで描けたので、こちらで公開してみようと思いました。



他の方のCatShanty2の要望を見ていて・・・_d0077887_20242513.jpg


左から2つは、既にCatShanty2に登録されているアイコンで、虫眼鏡アイコンは「Web検索」、矢印アイコンは「参照リンク」です。

その次から私が自作したアイコンで、「説明書」、「パッケージ」、「添付ファイル」、「Webサイト」、「攻略動画」、「広告」、「攻略記事」、「その他・コメント」となります。

色数は初期アイコンに準じた2色構成で、メイン色(黒or白)+補完色(グレー)の2色です。全2色をグレーでベタ塗りすれば、不活性アイコン状態として利用できるかと考えています。なんとなく衝動的に作った稚拙なアイコンなので、使用に耐えるかどうかは不明ですが、もし参照リンクのカテゴライズで使ってみようかな?なんて作者さまが思っていただけたなら、ご自由に使ってもらえたら嬉しいですね(^^)

ダウンロードはこちらから

添付ファイルカテゴリのアイコン案...」を選んで、パスワードは「0000」を入力すればダウンロード出来ます。

PNG形式の画像ファイルを直リンクしているので、そのまま「Download」を押すと黒い画面に黒いアイコン画像が表示されてブラクラと勘違いされそうなので、「Download」の上で右クリックして「名前を付けて保存」を選んだほうが良いと思います。

自分も、将来的に攻略動画とかをリンクしてみたくもありますし、リンクに名前を付けるのは少し手間だったので、カテゴライズされるのは面白そうだなと思いました。

開発者さまに負担のない形で実装されると嬉しいな~と思いつつ、私が何かしらの貢献が出来たら嬉しく思います。

  # by Golvazhed | 2020-08-24 21:51 | CatShanty

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